TYPO
読む前に、感じる
私たちは毎日、膨大な数の文字に囲まれて生きています。情報は素早く読み取られ、次へと流れていく。けれど、文字が「意味」から少し離れて、一つの「かたち」として胸元に現れたら。TYPOは、タイポグラフィの美しさを手触りのある形に置き換えた、真鍮のブローチです。ゆっくり目を凝らすと、言葉が浮かび上がります。一見すると抽象的な幾何学に見えるシルエット。アルファベットの字形をあえて崩し、字間(カーニング)を独自に組むことで、文字は「形」として立ち上がります。真鍮板一枚から切り出した形はすべて一点ものです。遠くからはひとつの形として、近づくほどに言葉がふっと立ち上がり、その時間差が小さな会話のきっかけになります。
身につけて、置いて
TYPOには、もう一つの楽しみ方があります。裏面の留め針を起こすことで、自立する設計になっています。外出先から戻り、ブローチを外した後も、デスクや棚の上で小さなピースとして佇む。身につける時間と、置いておく時間。そのどちらにも似合うブローチです
胸元に、言葉を忍ばせる
言葉を贈るようにジュエリーを纏い、自分の内側にある大切なキーワードを、そっと胸元に忍ばせるために。真鍮のやわらかな輝きは、どんな色の服にも馴染みながら、静かに輪郭を残します。お気に入りの一文字、あるいは自分だけが知っている言葉。TYPOを身につける日は、いつもより少しだけ、誰かとの会話が楽しみになるかもしれません。