ECHO
絵画を纏う
美術館の静かな空間で、一枚の絵画と向き合う。色の響きや余韻を、その場だけの体験にせず、もっと近くで、より身体的に感じられるように。そんな思いから、ECHOブローチシリーズは生まれました。
七宝で描く
ECHOブローチには、金属の上にガラス質の釉薬を焼き付ける日本の伝統工芸「七宝」を用いています。ECHOは、本来ならば絵画作品の技法であるコラージュやドリッピングを用いて制作しています。釉薬の層が奥行きをつくり、偶然に生まれる色の混ざり合いによってうまれる細やかな凹凸。光を受けて生まれる艶。一つひとつが一点もののECHOは、身に纏う小さな絵画をイメージしています。
触れる筆致
ECHOの特徴は、色だけでなく、焼成を重ねて生まれるわずかな厚みにあります。筆致がキャンバスに残るように、釉薬の層もかたちとして留まる。指先にふれる小さな凹凸、光の角度で変わる艶。異なる色と形の3つのピースが寄り添い、響きがそっと重なるようにECHOと名づけました。