SOAP Object
SOAP Object|Glass soap, forms of light
偶然に目を向ける
約4000年前、シュメール人が浜辺で熾した火の中で、砂粒と植物の灰が偶然に結びつき、ガラスが生まれたとされています。また、長い年月をかけて川に堆積した動植物の脂とソーダ灰から生まれた石鹸は、古代ローマ時代より人々の暮らしの中で用いられてきました。
生まれた場所や時代は異なっていても、ガラスと石鹸はいずれも、火と砂、水を起点に姿を変えてきました。
7.5 x 5.5 x 2.5 (cm)
残る/消える
SOAPオブジェは、二つの素材が辿ってきた変化の過程に目を向けることから生まれました。石鹸は使うたびに形を変え、やがて消えてなくなります。一方、ガラスは何年経っても変わらずそこに在り続けます。
SOAPオブジェは、この「変化と永続」の対比を、手のひらに収まるひとつのかたちに凝縮しました。対照的な性質をもつ素材が、ひとつのかたちとして出会うその瞬間をテーマにしたのが、SOAPオブジェです。
痕跡を楽しむテクスチャ
固定された形ではなく、変化していくことそのものに目を向ける。パート・ド・ヴェール技法による手仕事から生まれたSOAPオブジェは、乳白色の柔らかな曇りと、細やかなテクスチャの層を纏うことで、ゆっくりと光を内包するライトブルーのグラデーションが特徴です。
掌でころころと転がしたり、書架やバスルームに添えるなど、空間のアクセントとしてもおすすめです。遠い時代や場所で偶然によって生まれた、痕跡を残さないものの可能性を、手元で確かめるような一点もののガラスのオブジェです。