INSIDEOUT

反転のかたち

INSIDEOUT

INSIDEOUT(インサイドアウト)とは、裏返し、ひっくり返すこと。ジュエリーでは石が表に現れることが多いけれど、このシリーズでは、その輝きを内側に置きます。メープルやローズウッドのあたたかな天然木の内側に、水晶があしらわれています。内にあるものを、外側の素材がそっと抱えるようなかたちです。

境界をひらく

「メビウスの帯」といわれる、表裏の区別ができない図形からインスピレーションを得たシリーズです。表と裏、内と外、凹と凸。隔てているようで、実はゆるやかにつながっている。その境界をたどるように、形を整えています。木を削り出し、磨き、金属の縁取りを合わせ、丸窓(孔)を仕上げる。いくつもの工程を手作業で重ねることで、シルバーに縁取られた窓の奥に、水晶の透明が現れます。「覗き込む」という行為そのものが、視点を少しだけ反転させます。

内に置く、ということ

内に秘めることは、隠すことではありません。大切なものを中心に据え、それを守るプロセスごと形にすること。木と水晶、そして金属が調和し、手元や胸元で静かに視点を更新していきます。内と外のあいだに生まれる気配を、日常の中へ。