INWATER FACET
いくつもの直線からなる幾何学的なフォルム
INWATER FACETは、曲線を持たないコレクションです。菱形、八角形、十二角形などのリングやピアス、イヤリング。すべてのかたちが、直線のみで構成されています。「ファセット」とは、石や鉱物の研磨された面のこと。光を受ける平らな面が集まって、立体をかたちづくります。
Formed. Filed. Fired.
SV950の銀板を薄く延ばし、枠を曲げ、炎で接合する。そして、ガラスモチーフにぴたりと合うまで削りを繰り返す。直線のかたちはシンプルに見えますが、ガラスはひとつひとつ大きさが異なります。削っては合わせ、合わせては削る。枠は、ガラスに合わせてひとつひとつ手仕事によって作られています。
直線と、失透
FACETのライトブルーのグラデーションが印象的なガラスはGleichenia独自のテクスチャです。失透(しっとう)—加熱・冷却の過程でガラスが結晶を生じ、透明性を失う現象です。焼成中の熱の対流がガラスの密度を不均一にし、同じ配合でも、ふたつと同じものは生まれません。幾度の実験を重ね、Gleicheniaはこれを独自のテクスチャとして確立しました。
身につける人だけの色
FACETのシルバー枠には、透かし技法を用いています。金属の板に孔を開け、地をひとつひとつ彫り抜いていく加工です。シャープな幾何学のフレームを引き立てるフォルムが生まれます。
削り取られた部分から、地肌が透けます。身につける人の肌の色、角度、光——そのすべてが枠を通して見え、身につける人だけのテクスチャが生まれます。失透ガラスとシルバーの透かし。ふたつの「透ける」が重なるのが、INWATER FACETの特徴です。