素材と技法

パートドヴェール技法について

Pâte de verre / パート・ド・ヴェール

2026.01.07

  • パートドヴェール技法について

 Gleichenia のガラスには、フランス語で「ガラスの練り粉」を意味するパート・ド・ヴェールという、古くから伝わる技法を用いています。石膏型の中で粉末状のガラスを溶かし合わせることで、表面には細かな気泡が残り、色は層を成しながら奥行きをもって現れます。均一さではなく、素材と条件の重なりによって生じる差異を前提とした技法です。ガラスの特性や大きさ、調合する色の相性によって、必要な時間や温度は作品ごとに異なります。その都度、私たちは素材の反応を見ながら条件を調整していきます。

偶然とコントロールのあいだ

 伝統的な技法ではありますが、決まった手順に従うことが目的ではありません。既存のやり方にとらわれず、素材に合わせて方法を探り続けること。人つひとつの工程は、私たちにとって実験であり、観察の対象でもあります。偶然とコントロールのあいだで立ち上がってくるもの。そこに現れる、かすかな差異や揺らぎに、私たちは魅力を感じています。

Cookie Settings / クッキー設定

当サイトはCookieを使用してサービス向上を図っています。「すべて許可」をクリックすると、Cookieの使用に同意したことになります。 Privacy Policy Cookie Policy