イベントのご案内

Exhibition

TYPOWRIGHT

Gleichenia

2021.06.17 - 2021.06.27

tata bookshop/gallery

13:00 - 21:00(月-水 定休)

東京都杉並区高円寺北2丁目38-15

JR高円寺駅北口から徒歩8分

https://tata-books.com/

こちらのイベントは終了いたしました。

2021年6月17日(木) – 6月27日(日)の期間、ジュエリープロジェクト Gleichenia(グレイキニア)による個展「TYPOWRIGHT」を開催いたします。

Gleicheniaは2019年にスタートしたアートとデザインの相互作用をジュエリーというメディウムにより表現するプロジェクトです。

Gleicheniaとは羊歯(しだ)のウラジロを意味し、世界に1万種を数える最古の常緑植物のひとつとされています。
日だまりで二葉が一対の羽片を成してしだるさまは、正月飾りとして、すこやかに齢を重ねる日々への願いを結びついてきました。はじけた胞子が舞い降りた土地に応じて新たな生命を育むように、出自や年齢・性別・既存の価値観にとらわれない生き方に寄り添うような作品づくりを探求しています。

ガラス、真鍮、ゴールド、シルバーなど様々な素材の持ち味に向き合い、実験的に手を加えながらコンセプトとの間を柔軟に行き来することで、日常に色さすかたちを生み出しています。古典技法、デジタル工作に加えてジュエリーを用いたスティルライフや映像作品など多様な手法を用いながら、新たな価値や自由な発想の可能性を試みています。

本展「TYPOWRIGHT」ではGleicheniaのプロダクトからタイポグラフィーをモチーフとしたブローチ「TYPO」と建築を思わせる小さなオブジェ「WRIGHT」を中心に発表いたします。単体ではなく、2つのプロダクトを組み合わせることで世界観を拡張させる手法は、まさにGleichenia独自のものです。

アートとデザインは人の生活になくてはならないものです。アートとデザインは日常生活に深く関わりを持ち、意識せずとも気づけば生活の一部となっています。アートとデザインの意義をジュエリーというかたちに落とし込み表現しているGleicheniaは、身につけることを本来の目的とするジュエリーを探求、再構築し、新たな価値観を創造しようとしています。

Gleicheniaの試みを、ぜひこの機会にご高覧下さい。